ipaSロボの紹介

ipaSロボは、誰でも簡単に業務を自動化できる、デスクトップ型のRPA(Robotic Process Automation)です。日常的に行われているPC上のルーチン作業をipaSロボに学習させることで、業務を自動化することが可能です。これにより、業務効率の向上やエラーの削減が期待できます。

主な機能の紹介

画像認識

ipaSロボの一番の特徴として、画像認識機能があります。

例えば、ipaSロボに以下の画面から「登録」ボタンをクリックさせたい場合、「登録」ボタンの画像を覚えさせることによって、簡単にクリックさせることができます。

img001

人間が目で見てパソコンの画面からクリックする場所を探すように、ipaSロボは記憶した画像をPCの画面上から探し、クリックする箇所を特定します。この画像認識機能を利用することで、普段行っている操作を自動化できます。

スケジュール実行(+自動ロック解除)

ipaSロボに覚えさせた業務は、人間の手で直接実行するだけでなく、例えば毎日8時に実行するといった、スケジュール実行機能を備えています。30分間隔で実行、毎週月曜日10時に実行、月末の13時に実行、といったスケジュール設定も可能です。

パソコンがロックされている場合でも、設定されたスケジュール通り処理が実行されます。

後述の条件分岐を使用することで、前処理の完了状況を見て、処理を実施させないこともできます。

処理の場合分け(条件分岐)

ipaSロボでは、しきい値(100万円以上、60%未満、など)によって、処理を振り分ける機能を備えています。数値以外にも、ファイルの有無、画面上の画像の有無、の条件も指定できます。

完了通知

ipaSロボの処理が終了した、処理中に想定外の事態が発生した、などの通知を、指定したメールアドレスにメールでお知らせすることができます。

メール

Microsoft 365やGmailと連携して、ipaSロボからメールを送受信でき、自動化の処理に組み込むことができます。

日付計算

ipaSロボでは、本日の日付、祝日や休日・独自のカレンダーを考慮した営業日、指定日から前後1か月の日付、などを求めることができます。

取得した日付をファイル名につけることができます。また、Webシステムの検索条件として、前月のデータを取得する際にも利用できます。

反復作業(繰り返し)

ipaSロボは、エクセルのデータを行ごとに繰り返し処理する、特定のフォルダのファイルを繰り返し処理する、などの繰り返し機能を備えています。
データやフォルダの内容をipaSロボが確認し、繰り返し回数を自動で判断します。
一方で、1件だけ処理するといった、固定回数の繰り返しもできます。

ファイル/フォルダ操作

ipaSロボには、ファイル/フォルダを開く、移動する、コピーする、名前を変更する、削除する機能があります。

また、ipaSロボはフォルダ内のファイルを自動的にチェックし、最新の日付のファイルを選択したり、指定したファイルの存在を確認することも可能です。

Excel操作機能

ipaSロボは、セルへの入力、セルの値を取得、セルの範囲選択といった、Excel操作を行う機能多数を備えています。

VBAマクロ(Visual Basic for Applications)などのプログラム知識がなくても、ipaSロボを使えば簡単にExcelの操作を自動化することができます。

待機

ipaSロボでは、指定された時間待つ機能に加え、ダウンロード完了を示す画像や文字が表示されるまで待つことを考慮した、特定の画像が表示されるまで待つ、特定の画像が消えるまで待つ機能が備わっています。

パスワード入力文字のマスク

ipaSロボには入力文字のマスク入力機能を備えています。

入力文字は「●」で表示されます。

img002

エラー発生時の対応

 エラーハンドリング

ipaSロボのtry-catch機能では、エラーの監視と、エラー発生時に指定の処理を行わせることができます。

この機能を利用することで、ipaSロボに想定外の事態が発生した際、担当者にメールを送信するなどを実行させることができます。

 ドライブレコーダー

ipaSロボがエラーで停止した場合、その直前の状況を動画として残しておく機能があります。

この機能を利用することで、ログファイルからは読み取れない、エラー発生までの過程を動画から確認することができます。

コマンドライン実行

ipaSロボで作成した処理は、ipaSロボから実行できるほか、コマンドラインから実行することもできます。バッチファイルにipaSロボを実行するコマンドを記述することもできますので、例えばバッチファイルをタスクスケジューラに登録し定期的に実行することも可能となります。

業務自動化の具体例

 ファイルからのデータ入力

各店舗からの発注書を独自のシステムに入力する定型業務を自動化しました。

ファイルからのデータ入力

 システムからのデータ出力

勤怠管理システムにて条件を指定し、順次勤怠データをダウンロードする業務を自動化しました。

システムからのデータ入力

 手書き伝票からのデータ入力

手書きの納品伝票をAI-OCRを用いてテキストデータに変換し、そのデータをシステムに登録する作業を自動化しました。

※別途OCRツールが必要です 。

手書き伝票からのデータ入力

ipaSロボ機能一覧ダウンロード

ipaSロボ機能一覧資料

株式会社デリバリーコンサルティング